高校インターハイ予選結果<3回戦>
高校インターハイ予選結果<3回戦>
開催日:2016年6月5日
会場:都立荒川工業
武蔵○65-55●穎明館 (16-14, 17-10, 15-15, 17-16)
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支部選抜選手を擁する穎明館は、身長では武蔵を大きく上回り、難しい試合展開が予想された。
注目の立ち上がり、武蔵の得点源である#6斎藤のシュートが今日もよく入る。また、相手のオールコートプレスDFに対して#7古屋のボール運びに安定感があり、攻撃の起点となった。こうして、1Qは16-14とまずまずのスコアで終える。
2Qの中盤、相手のハーフコートのゾーンDFに苦しめられた武蔵はシュート確率が落ち始め、差が詰められる場面が見られた。しかし、最終的には33-24とリードを広げる良い流れで前半を折り返す。
早く点差を広げたい武蔵は、2年生ながらここまでOFリバウンドに競り勝っていた#13福地のゴール下のシュートも決まり始め、武蔵の流れを作る。
一方、相手のファウルトラブルをチャンスとしてモノにできず、3Qで48-39と点差を開くことができない。
油断できないスコアのまま4Qに突入。相手の選手も、諦めることなく攻め続け、武蔵にとっては苦しい時間が続く。これを打破するきっかけを作ったのは、前線から長い手足を活かし、気迫あふれるDFを行っていた#5平井である。このDFから早い展開に持って行き、最後はここまで司令塔としてゲームをコントロールしていた#4佐藤が冷静にゴールに沈めた。この美しい速攻などで、終盤の相手の猛攻をしのいだ武蔵が65-55で勝利を手にした。
今回の試合では、終始武蔵の実力が上回っていたが、メンタル面に多少の脆さが伺えた。来週以降の試合はダブルヘッダーになるので、今日の試合で見事な3Pを決めた#8早瀬を中心に、他の控え選手の活躍が勝利への近道になるだろう。
(観戦記:89期・斎藤悠一)
2016年8月13日